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Jeff Bradshaw/Bone Appetit('12) 

Vol. 1-2-Bone AppetitVol. 1-2-Bone Appetit
(2012/04/24)
Jeff Bradshaw

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 最近、ロバート・グラスパーをはじめ、エスペランサ、ニコラス・ペイトンといったジャズのプレイヤーがR&B/ヒップホップのアーティスト勢をゲストに迎えた良作を出していますが、それに続けとばかりに、ネオ・フィリーのトロンボーン奏者も約9年ぶりの新作をリリースしていました。“Bone Appetit(召し上がれ)”というだけあって、これまた豪華ゲスト陣を迎えたCD2枚組のなかなかボリューム感のある内容で、果たして食べきれるか……と聴く前はやや躊躇気味でもあったのですが、聴いてみるとこれがサラッと難なく胃に収まる聴き心地抜群のメニューなのでした。
 ゲストにはキンドレッド・ザ・ファミリー・ソウルや元フロエトリーのマーシャとナタリー(……もちろん、それぞれ別曲で参加です)らフィリー勢に加えて、ラヒーム・ディヴォーンやPJ・モートンなど脂ののったネオ・ソウル系のシンガーが参加。ネオ・フィリー的な曲はもちろんありますが、リズミカルなトラックでラヒームがマーヴィン・ゲイ節を披露する”Til Tomorrow”や、キンドレッドの夫婦が歌うゆるやかなムードの”All Day Loving”、Lawrence Drinksというシンガーを迎えた南部っぽいノリの”I Don't know How ”など、ジャジー&メロウとはひと味違うパーカッシヴなミディアム・ナンバーも結構あって、面白いです。そんななか、同じく新作をリリースしたばかりであるSWVのCokoが歌う”So Thankful”や、ナタリーのポエトリーにジェフのトロンボーンが妖しく絡む”I See The Sunshine”あたりのしっとりマッタリ具合もたまりません。カヴァーも4曲(!)あって、トロンボーンのソロで聴かせるトニーズ”Lay Your Head On My (Pillow) ”とメイズ”Happy Feelin's”(これはDISK2に)、マーシャが歌うジャネット・ジャクソン”Got Til It's Gone ”、キンドレッドのFatinが歌うモス・デフ”Umi Says”などなど、と……収録曲をただ紹介しているだけで字数が埋まってしまうくらい聴きどころの多い作品ではあるのですけれど、しかし最初に書いたように、ゴッテリと色んな味が盛りつけられているというよりは、トロンボーン奏者である彼の控えめながらも一本筋の通ったレシピによって程よく調理されているといった感じの内容で、非常に聴きやすく、しかしそれでいて、しっかりと滋味の深さのあるアルバムになっています。
 ちなみに、DISK2にはワシントンDCのゴーゴーあり、シカゴのステッパーズあり、ニューオーリンズ・グルーヴあり、とフィラデルフィア以外の黒人音楽都市に対する敬意も感じさせてくれます。

本日のカヴァー/ジャネット・ジャクソン”Got Til It's Gone ”('97)
-元ネタはジョニ・ミッチェルですが、このフレーズといったらこの曲、というくらい、もう馴染んでしまってます。クールで落ち着きますね。
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category: R&B

Posted on 2012/05/22 Tue. 23:09  edit  |  tb: 0   cm: 0  

Eric Benét/The One('12) 

OneOne
(2012/06/05)
Eric Benet

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 車のヘッドライトを肩に浴びて、今宵もこのミルウォーキー出身の45歳は大人の色気をぷんぷん放っております。自然体でここまでサマになる中年男というのもなかなか珍しいと思いますが、それもまた、この人なりにいろいろあった末に獲得したものなのでしょう。エリック・ベネイ、6枚目。
 ブランクからの復活作『Love & Life』('08)、70年代ソウルへの高品質オマージュ作『Lost In Time』('10)を経て、今作で彼流のR&Bスタイルは不動のものとなった気がします。それぐらい余裕と自信に満ちてますね。徹底して生音にこだわった前作に対して、プログラミングのドラムを敷いた“Harriett Jones”で始まる今作ですが、といっても、ギターや鍵盤やホーンと程よく絡んでくれるいい具合の柔らかさを持ったビートなので、安心してアルバムに入っていけます。アタマの1曲ですでにアルバム全体の匂いが立ちのぼってくるような、そうした確固としたものをこの人の音楽は持ってるようです。それがまたストレートすぎるくらいに飾り気のないソウル・ミュージックとくるのですから、ケチをつけようと思っても、まあ無理な話です。
 楽曲プロデュースは今回もジョージ・ナッシュJrとエリック本人で(アルバム・プロデュースのクレジットにはデモンテ・ポージーさんの名前も)、相変わらず息の合ったところを見せてくれていますが、今回、数曲でバンド・メンバーと共作していることから、特にミュージシャンとのいい関係も窺えるようです(キーボードのジョナサン・リッチモンドは、アンジー・ストーンともやっていた人でしょうか?)。そうして作られた楽曲は、メイズ調のミディアム・スロウ”News For You”にしろ、伝家の宝刀のファルセットで聴かせる”Sometimes I Cry”路線のバラード”Real Love”にしろ、愛娘インディアとのデュエットであるメロウなミッド・ファンク”Muzik”にしろ、どれもこれも、こちらの期待値を簡単に超えてくるからさすがです。ただここまで安定した曲が並ぶと、もうひとつパンチのあるものが欲しくもなるのですが、リル・ウェインをゲストに迎えた”Redborne Girl”は珍しくサザン・ソウル・フレイヴァなアップ・ナンバーで、ウェインのラップ部分ではサウス・ビートにしたりと、サザン×サウスという新旧南部のコラボ(?)ということなんでしょうか、なかなか粋な趣向をこらしてくれていたりします。

本日の一曲/“I'll Be There”(96年のアルバム『True To My Self』収録)
-こうして聴き直してみると、この人はソロ・デビュー時から(いい意味で)変わってませんね。

category: R&B

Posted on 2012/05/14 Mon. 04:38  edit  |  tb: 0   cm: 0  

Soundtrack/Think Like a Man('12) 

Think Like a Man-Music From & Inspired By theThink Like a Man-Music From & Inspired By the
(2012/04/10)
Soundtrack

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 いわゆるブラック・ムーヴィのサントラです。なんとなく、ジャケットの雰囲気から90年代を彷彿とさせてくれますが、今年の4月に全米公開されたばかりの新作映画のものです。この手のブラック・ムーヴィはまず日本に入ってこないので、たいてい映画それ自体は未見で、サントラだけ持っているという状態に陥りやすいのですが。まあ、あとあと輸入版DVDで観たりもできるのですけど……でもそもそも自分の場合、映画が好きでそのサントラを買うというよりは、サントラ限定のコラボ曲や参加アーティストの新曲なんかを目当てに買う感じなので、ぶっちゃけ映画の内容はどうでもよかったり(そんなこと言っちゃいけませんね……)。でも最近、こういうブラック系のサントラも少ないですよね。
 映画にはクリス・ブラウンやケリー・ローランド、ケリ・ヒルソンなんかが出演しているようですが、クリスはサントラには参加しておらず。でもケリーさんとケリ嬢はちゃんと新曲で参加してくれてます。コラボでいうと、目玉はジェニファー・ハドソンとニーヨがリック・ロスを招いた表題曲でしょうか。ジェニファーがなかなか力強く歌い上げている佳曲です。あとはジョン・レジェンド&リュダクリスなんてのも。まあ、正直どの曲も、いかにも現行アーバン然としていて、とりたてて耳をひくというものではないかもですが、それでも、サントラならではの特別感も相まって、聴いていて楽しいものです。
 それと、新人アーティストの曲というのもサントラならではですね。オーディション番組「The X Factor USA」出身のマーカス・カンティという青年は弱冠21歳ということですが、どこかアッシャー・タイプの男気を感じます。ニーヨのレーベルからデビュー予定らしいラヴォーンという女性が歌う“Same Ole BS”は、ハロルド・メルヴィン&ブルーノーツ“I Miss You”のメロディをうまく使ったミディアム・ナンバーで、個人的にこのアルバムの中で一番好きでした。デンマークの男女ユニット=クアドロンによるマイケル曲カヴァーも面白いです。

本日のカヴァー/マイケル・ジャクソン“Baby Be Mine”('82)
-代表曲だらけの『Thriller』の中ではひっそりとしてますが、実はこの曲が好きでたまらないというR&Bファンは少なくないと思います。やっぱりイイですね。

 

category: R&B

Posted on 2012/05/07 Mon. 01:35  edit  |  tb: 0   cm: 0  

SWV/I Missed Up('12) 

I Missed UsI Missed Us
(2012/04/17)
Swv

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 90年代を代表するグループによる15年ぶりの復活作を聴いてまず思ったのが「90年代っぽい!」というのもどうかという気がしますが、いや、そう思ったのだから仕方ありません。といっても、懐かしのヒップホップ・ビートとか分かりやすいネタ使いがどうとかいうんではなくて、単純にぱっと聴いた時の音色の厚みというか、ボトムの太さみたいなものが漠然と90年代っぽさを感じさせてくれたわけです。90年代リヴァイヴァルみたいなことは言われてきましたが、こういう感覚はあまり受けたことなかったので、なんとも新鮮でした。
 主なプロデュースを、ここ数年ミッシー・エリオットの片腕としてキーシャ・コール“Let It Go”、モニカ“Everything To Me”、ジャズミン・サリヴァン“Holding You Down (Goin' In Circles)”などのヒット曲を手掛けていたLambが担当しているので、何だか納得という感じですが、このひと地味ながらいい仕事しますね。一曲目のシングル曲“Co-Sign”からガッツリ持ってかれますが、新人女性ラッパーのBrianna Perryをフィーチャーしたルーファス使いの"Do Ya”なんて、正直ベタなノリですけど、何度聴いてもウキウキさせられます。とにかく最初から最後まで気持ちよく浸れる、こういうR&Bアルバムも今やなかなか珍しい気もします。フィリーのIvan & Calvinによる、メロウかつドラマティックなバラード“Love Unconditionally”のあとにパティ・ラベルの名曲カヴァー“If Only You Knew”が続くラストも申し分ないです。ラストのカヴァーに関しては、まあなんと言ってもCokoの衰え知らずな歌唱が素晴らしいのひと言で(特に最後のほうの高音部の伸びなんか)、直球勝負でもオリジナルに何ら負けていないところがさすがであります。

本日のカヴァー/パティ・ラベル“If Only You Knew”('83)
-説明不要のフィリー名曲。キキ・ワイヤットのカヴァーでも有名ですね。


category: R&B

Posted on 2012/05/03 Thu. 15:14  edit  |  tb: 0   cm: 0  

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